基本情報技術者試験 用語集 データベース 後編

情報処理

この基本情報技術者 用語集(データベース・後編2-B)では、分散DB・データウェアハウス・NoSQLなどの応用・最新技術をまとめています。とくに分散DBとデータ分析系の用語は基本情報技術者試験でも近年頻出です。

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応用・最新動向 ― 基本情報技術者 用語集

近年、DB技術は大規模化と多様化が進んでいます。たとえば、分散DBやNoSQLは現代のシステムで重要な役割を担います。また、データウェアハウスやBIなどの分析系技術も基本情報技術者試験で頻出です。

分散・大規模DB

まず、分散データベースの仕組みを見ていきます。たとえば、レプリケーションはデータを複数サーバに複製する技術です。また、シャーディングは水平分割によるスケールアウト手法です。

分散データベース
複数のコンピュータに分散して構築されたDB。負荷分散や可用性向上が目的。 例:複数のサーバに顧客データを分散配置
レプリケーション
同じデータを複数のサーバに複製する仕組み。可用性と読込み性能を向上。 例:マスタ・スレーブ構成で読込みを分散
シャーディング
データを分割して複数サーバに格納する方式。大規模化に対応。 例:顧客IDの範囲で表を3つのサーバに分割
パーティショニング
1つの表を複数の物理領域に分割して管理する仕組み。 例:年ごとに表を分割し古いデータを別ディスクに
CAP定理
分散システムでは一貫性・可用性・分断耐性のうち2つしか同時に満たせないという定理。 例:NoSQLは可用性と分断耐性を優先し、一貫性を緩めることが多い
BASE特性
NoSQLが採用する特性:基本可用性・状態の柔軟性・結果整合性。ACIDより緩い。 例:SNSのタイムラインで一時的な不整合は許容
結果整合性
一時的な不整合は許容するが、最終的には全ノードでデータが一致する性質。 例:分散DBで更新後しばらくして全ノードに伝播

データウェアハウス・分析

次に、分析用データベースを確認します。たとえば、データウェアハウス(DWH)は分析向けに最適化されたDBです。さらに、OLAPによる多次元分析も基本情報技術者試験で頻出です。

データウェアハウス(DWH)
分析用に整理・統合されたデータを蓄積するDB。長期保存され、業務DBとは別物。 例:販売実績を年単位で蓄積して経営分析
データマート
特定の部門や用途に絞って構築された小規模なDWH。 例:営業部門向け売上分析用のDWH
OLTP
Online Transaction Processing。リアルタイムの業務トランザクション処理。 例:銀行のATM処理、ECサイトの注文処理
OLAP
Online Analytical Processing。多次元のデータ分析処理。 例:地域×商品×期間のクロス集計
ETL
Extract(抽出)・Transform(変換)・Load(格納)。データを業務DBからDWHへ移す処理。 例:夜間バッチで日次データをDWHに取り込み
データマイニング
大量データから有用な傾向や規則を発見する技術。 例:購買履歴から「ビールを買う人はおむつも買う」を発見
データレイク
構造化・非構造化データを生のまま大量に蓄積する仕組み。 例:ログ・画像・テキストを統一的に保存して後で分析
ビッグデータ
従来のDBでは処理困難な大量・多様・高速のデータ。3V(Volume, Variety, Velocity)が特徴。 例:SNS投稿、IoTセンサデータ、Webアクセスログ
Hadoop
大規模データを分散処理する代表的なオープンソースフレームワーク。 例:HDFSとMapReduceで数百TBのデータを処理
BIツール
Business Intelligence。データを可視化・分析して意思決定を支援するツール。 例:Tableau、Power BI、Looker

その他の応用

続いて、その他のDB応用技術を見ていきます。たとえば、NoSQLは柔軟なデータモデルを扱える非関係型DBです。また、グラフDBや時系列DBなど用途特化型のDBも増えています。

ストアドプロシージャ
DB側に保存しておく一連のSQL処理。アプリから呼び出して使う。 例:「月次売上集計」をストアドプロシージャ化
トリガ
表に対する変更を契機に自動実行されるプログラム。 例:商品在庫が0になったら自動で発注メール送信
カーソル
SELECT結果を1行ずつ取り出して処理する仕組み。 例:検索結果を1件ずつ取り出して個別処理
埋込みSQL
C言語などのプログラム中にSQLを記述する方式。 例:C/C++のソース中に EXEC SQLでSQLを記述
ODBC
Open Database Connectivity。各種DBに共通の方法でアクセスするためのAPI。 例:ExcelからODBC経由でDBに接続
JDBC
Java Database Connectivity。JavaからDBへ接続するAPI。 例:JavaアプリからMySQLへの接続
O/Rマッピング
オブジェクト指向プログラムのオブジェクトとRDBの表を対応付ける技術。 例:Hibernate、JPA、Active Record
ブロックチェーン
分散型台帳技術。改ざん困難で、ノード間で取引履歴を共有する。 例:仮想通貨、サプライチェーン管理

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ほかの分野もあわせて学習すると、試験範囲を効率よくカバーできます。各分野の基本情報技術者 用語集は以下からアクセスできます。

試験の詳細や最新情報はIPA公式サイト(基本情報技術者試験)をご確認ください。

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