今日は検定を主に問題を出していきます。普段の生活を題材に問題を出しています。

統計検定2級:推定・検定の実践演習10選
「この結果に意味はあるのか?」を統計で判断する力を養いましょう。実務でよく使う判定基準を網羅しています。
【問1】Webサイトの改善(母比率の差の検定)
ボタンの色を変えたら、クリック率が「2%」から「3%」に上がりました。これが偶然か、それとも意味のある変化かを調べる検定を何と呼びますか?
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正解:母比率の差の検定
「割合(%)」に差があるかどうかを判定する手法です。ABテストなどで非常によく使われます。
【問2】ダイエットサプリ(対応のあるt検定)
同じ10人に対し、サプリを「飲む前」と「飲んだ後」で体重を測りました。この「前後の差」に意味があるかを調べるのに最適な検定は?
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正解:対応のあるt検定
同一人物のデータを比較する場合、個人の体格差をキャンセルできる「対応のある」方を選びます。
【問3】p値の意味(基本)
検定の結果、p値(有意確率)が「0.03」でした。有意水準を「5%」としたとき、どのような判定になりますか?
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正解:有意(差があると言える)
p値が有意水準(0.05)より小さいので、「偶然とは言い難い(有意である)」と判断し、帰無仮説を棄却します。
【問4】95%信頼区間(解釈)
ある商品の満足度を調査し、95%信頼区間が「70%から80%」と出ました。この意味として正しいものは?
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正解:同じ調査を100回行えば、95回はその区間に本当の値が含まれる
「今のデータが95%の確率で正しい」という意味ではなく、手法の信頼性を表しています。
【問5】第1種の過誤(ミス)
「本当は差がない」のに、間違えて「差がある(有意だ)」と判定してしまうミスを何と呼びますか?
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正解:第1種の過誤(あわてものの誤り)
何でもないものを「異常だ!」と判定してしまうミスです。有意水準(アルファ)はこの確率をコントロールするものです。
【問6】検定力(ベータ)
「本当は差がある」のに、それを見逃して「差がない」と判定してしまうミスを避けるための指標を何と言いますか?
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正解:検定力(パワー)
「1 – 第2種の過誤」で計算されます。サンプルサイズが大きくなると、この検定力も高まります。
【問7】カイ二乗検定(独立性)
「男性と女性で、好きな飲み物に違いがあるか?」を分割表で調べる検定を何と呼びますか?
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正解:独立性の検定(カイ二乗検定)
2つのカテゴリ変数(性別・飲み物など)に関連があるかどうかを判定します。
【問8】F検定(分散の比較)
2つのクラスのテストの「平均点」ではなく、「バラツキ(分散)」に違いがあるかを調べる検定は?
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正解:F検定
等分散性の検定(t検定を行う前の準備)としてよく使われます。
【問9】母平均の推定(t分布)
母集団の分散がわかっていないとき、少数のサンプルから平均を推定するために使う分布は?
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正解:t分布
標準偏差をサンプルから計算した「不偏標準偏差」で代用する場合に登場する分布です。
【問10】有意水準の引き下げ
有意水準を「5%」から「1%」に変更しました。このとき、検定の結果は「有意(差がある)」と言いやすくなりますか、それとも厳しくなりますか?
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正解:厳しくなる
ハードルを上げる(1%にする)と、よっぽど確実な証拠がない限り「差がある」とは言えなくなります。

【最重要】統計的推定・検定の攻略ポイント
1. 問題文の「着眼点」:どの検定を使うか?
- 「%(割合)」の比較 → 母比率の差の検定
- 「同じ人の前後」の比較 → 対応のあるt検定
- 「別々のグループ」の比較 → 対応のないt検定(独立2群)
- 「表(縦×横)」の関連性 → カイ二乗検定(独立性の検定)
- 「バラツキ(分散)」の比較 → F検定
2. 覚えるべき必須の用語・関係性
| 用語 | 意味・ポイント |
|---|---|
| p値 < 有意水準 | 「めったに起きないことが起きた」= 有意(差がある) |
| 第1種の過誤 | 差がないのに「差がある」と言ってしまうミス(あわてもの) |
| 第2種の過誤 | 差があるのに「差がない」と見逃すミス(ぼんやり) |
| 自由度 | 分割表では「(行-1) × (列-1)」。検定統計量を出すために必須 |
3. 暗記推奨の「信頼区間」の形
信頼区間 = 標本平均 ± (信頼係数 × 標準誤差)
※95%信頼区間の信頼係数は「1.96」をよく使います(正規分布の場合)。
検定は「帰無仮説を棄却できるか(=否定できるか)」のゲームだと考えると分かりやすいです!

